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洞口依子さんのデビュー25周年を祝う「洞口依子映画祭」(2009年)のために作ったブログです。「洞口依子映画祭」アーカイヴ・サイトは、http://yoriko25ans.web.fc2.com/


by yoriko25ans
11/13(金)、
洞口依子さんの参加するウクレレユニット、パイティティの音楽ドキュメンタリー映画『ウクレレ PAITITI THE MOVIE』がプレミアム公開されます!
『ミカドロイド』で依子さんと組まれた原口智生監督作品。

黒沢清監督やサザンの関口和之さんらが語る「洞口依子」「ウクレレ」「パイティティ」を軸に、1本のウクレレを手にした女の子の、夢と音楽と、仲間たちとの冒険旅行記ともいえる映画です。

世界に誇る特殊メイクアップの第一人者でもある原口監督、
なにが飛び出すやら、平凡なドキュメンタリーには終わらせません。

「洞口依子、パイティティを語る(2008年)」(http://www.yorikofan.com/paititi_yoolly.html)

20:05~22:15、
●料金 一般:1,200円 会員・シニア・学生:1,000円
(この日は映画だけじゃなくライヴまであるんです!)

ぜひシネマヴェーラ渋谷(http://yoriko25ans.com/yoriko25ans/Theatre.htmlに地図もあります)にて!
# by yoriko25ans | 2009-11-11 14:59 | ニュース
『パイナップル・ツアーズ』の太陽と風と海、
『部屋 THE ROOM』の薄暗がりと無表情と都市。
ほぼ同じ時期に出演したこの2本(オムニバス的な『パイナップル・ツアーズ』では3話めに出演)、
まったく相反するテイストの作品なのだけど、洞口依子さんの存在を通して並べて観ると?
本映画祭ラインナップでもとくにユニークなカップリングかもしれませんね。
あいにくの雨ですが、沖縄発の躍動感溢れる『パイナップル・ツアーズ』もよし、
白黒の静謐な画面に奇妙なユーモアの滲む『部屋』もよし。
渋谷に出たら、「洞口依子映画祭」へ!

映画祭公式サイト http://yoriko25ans.com
# by yoriko25ans | 2009-11-11 08:29 | ニュース
「洞口依子映画祭」、3日めの今日は、
『パイナップル・ツアーズ』と『富江』の2本です!
3人の若い監督による沖縄発オムニバス・ムービー『パイナップル・ツアーズ』では、
第3話「爆弾小僧」に依子さんが出演。これがまた最も弾けたエピソード。
このパワーとアイロニーは、大画面でようやくおさまるくらい、
いやいや、そこからもはみ出しそう。
そしてこの依子さんの美しさ!
こちらもスクリーンで拝めて眼福でありました。

『富江』は怖い映画ですが、なにが怖いって、依子さんの存在が一番かも。
Jホラーの指向と洞口依子的なるものの関係について想像したくなります。
さて、彼女はこの映画で何本のタバコを吸ってるでしょうか?
# by yoriko25ans | 2009-11-09 14:45 | ニュース
さて「洞口依子映画祭」。
依子さんのデビュー25周年をお祝いするのが趣旨のイベントですが、
「digi+KISHIN 洞口依子」がそうであるように、回顧的なにおいがほとんどしません。
25年たった今、現在の洞口依子を表現する場にできたら、という思いは当初からありましたが、
それがここまで反映されるとは。

11月8日(日)のスペシャル・イベントは、最新作『パンドラの匣』の冨永昌敬監督のトークと、
やはり富永監督が撮った相対性理論の「地獄先生」PVの上映、
そしてその相対性理論のやくしまるえつこさんとパイティティとのセッション。
こうしてまとめて並べるだけでもみごとなリンクです。

地獄先生」の上映後、じつは、冨永監督が新作クランクインのため、ぎりぎりまで調整を試みていただいたけれど、
どうしても今日のイベントには間に合わなくなるというハプニングがありました。
お越しいただいた冨永監督のファンの皆さま、申し訳ありませんでした。

その代わりに、監督からのお詫びと25周年のお祝いの動画メッセージを送信していただき、
これをスクリーンに再生する、ということになりました。
ただし、このメッセージが10分を超えるもので、監督には洞口依子さんの魅力、
「地獄先生」制作のいきさつなどをたっぷりと語っていただき、お座なりなメッセージではなかったことだけは、
付け加えさせてください。
私も監督の大ファンで、今日のこの日を楽しみにしておりましたが、ファンとしてはこれで満足。
ただ、映画祭関係者としては、事前によりよい告知などができなかったことを、深くお詫びいたします。

このメッセージの中で監督が語られたのは、まずなによりも冨永さんが依子さんのファンであったこと。
2時間サスペンス『後追い心中 桜の涙』に出ている依子さんを中学生の頃に偶然見て、
それ以来「気になる」存在であり続けたのだそうです。 
だから『パンドラ~』や「地獄先生」で一緒に仕事ができてとても幸せだということを、
監督ご自身の言葉で語っていただけました。

依子さんの「地獄先生」への出演は、監督に来たPV演出のオファーを彼女が強く推したのと、
「わたしも(映画で使用されている)ナース服を着たいなぁ」のひとことで決定したそうです。
PVの中で色調が変わる箇所がありますが、そこは監督が依子さんの表情を「ジャンヌ・モローみたい」と思われて、
ヌーベルバーグっぽい色に変えてみた、とのこと。

私が爆笑したのは、大ヒットドラマ『愛という名のもとに』で依子さんがより広い層にブレイクした頃の話。
クラスメイトがこの作品の話で持ちきりだった時も、「洞口依子は自分が見つけたんだ」という思い入れの反動から、
さも自分は興味がないフリをして通していたということです。
わかるなぁ、それ。
好きなくせに、好きだと大声で言わない。 隠す。 言えない。
でも、多くの人のそういう屈折した愛し方が、「洞口依子映画祭」なるイベントに対する
「よくやってくれた」との嬉しい反響にもつながるんですよね。
「好き」という気持ちの熱量と秘匿性が、あたりまえのように同居する女優。
う~ん、ややこしい。 けど、わかってしまうし、それを否定したくない(なぜなら、ワタシもそういうファンだったから)。

石田画伯と依子さん、ファルコン、そしてヒカシューの坂出さんが並ぶステージに招かれた
相対性理論のやくしまるえつこさん。
パイティティのウクレレサウンドに乗せて、「地獄先生」「スマトラ警備隊」「LOVEずっきゅん」を披露。
ウクレレの脱力感と、それとは裏腹のカッティングの切れ味が、やくしまるさんの歌声と驚くほど親和します。
画伯が「地獄先生」の途中でサラリと「チューブラー・ベルズ」のフレーズを織り交ぜるなど、
パイティティの遊び心ともみごとに共鳴。
こっちかと思えばあっちに行くし、そっちかと思えばこっちだし、
なんともとらえどころのないパイティティのサウンドが、今夜は「HIZA(膝)かっくん」で鳴っていましたね。
また、カバーということもあって、アレンジの妙味がたっぷり味わえました。
最後は、やるかな?と思っていたら、依子さんが「またね!」。 
これには相対性理論のファンもニンマリでしょう。

それにしても、洞口依子さんの25周年に、依子さんとヒカシューの坂出さんとやくしまるえつこさんが並ぶ姿は、
万感胸に迫るものがありました。
もちろん、それが冨永監督を媒介にしての展開であることも。
これって、すごいことだと思いませんか?
本当に、ものすごいことだと思いませんか?
25年の重みを感じるし、重みだけでなく、それがこんなにしなやかに表れていることに、
なにかがまた動いている、そんな予感をおぼえます。

冨永監督からのお祝いコメント、やくしまるえつこさんからのお祝いコメントは、
このページにあります。
# by yoriko25ans | 2009-11-09 03:08 | ニュース
『ミカドロイド』は、60分サイズのディレクターズ・カット版が上映されております。
短縮されたタイムテーブル枠内では、パイティティのクリップ(「ウクレレ・ランデヴー」「ピクニック」)が上映されます。
久しぶりに劇場で見た「ウクレレ・ランデヴー」ですが、「digi+KISHIN 洞口依子」を見た後とあってか、表情が変わって見えます。 また、「ピクニック」は遊園地をマジカル・ミステリーツアーする可愛くて楽しい一編。
ファルコンのスライドギターとウィンクが貴女のハートをねらいうち?

さて、『ミカドロイド』。
いやぁ、クライマックスの依子さんのアップ、大画面で見るとインパクトあります!
崩落シーンの俯瞰なんかも、「よっ、円谷映像!」と声をかけたくなりました。
しかし怪しい映画だ、これは。 どこをどんなふうに楽しもうと、「で、『ミカドロイド』は怪しいねぇ」とニマニマしてしまいます。
渋谷が舞台で、ある人におおまかなロケ地の位置関係を教えていただいたんですが、映画館を出て歩くと妙に楽しく思えるのは、私がお登りさんだからです。

『君は裸足の神を見たか』。 これもレアな再上映です。
主人公の少年と少女たちの不器用であまりにまっすぐな青春が、映画自体の印象と結びつきます。
あの川べりの道も教会の坂道も駅の改札も、スクリーンで見ると場所の情感が段違いに大きいですね。
当時19歳の依子さんが演じる寺嶋瞳の、手探りで迷いながら生きている感じがとってもいいです。
みずみずしいヒロイン像です。 昔見たというかたは、ぜひこの機会に再会してください。
等身大の呼吸がじかに伝わるくらいに、彼女は今でもそこにいます。

『ミカドロイド』+パイティティPV 今後の上映スケジュール
11月10日 12:45/15:50/18:55
11月13日 12:40/15:40/18:40

『君は裸足の神を見たか』 今後の上映スケジュール
11月12日 12:55/16:40/20:25

映画祭公式サイト http://yoriko25ans.com
# by yoriko25ans | 2009-11-08 16:16 | ニュース